広島県大竹市玖波5丁目2番1号
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2005-06-20 Ver.4 取得 2010-06-04 Ver.6 更新 2015-05-01 3rdG:Ver.1.0 更新 2020-06-20 3rdG:Ver.1.0 更新
皆さん、新年明けましておめでとうございます。寒さも一段と厳しくなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 12月20日にオレンジカフェいこか!をサントピア大竹にて開催いたしました。新型コロナウィルス感染症対策として、三密に注意した会場設営や換気、来られた方の体調確認を行うと共に、ご参加の方には検温、消毒へのご協力をお願いしました。 はじめにご当地健康体操“大竹で生きている”を行いました。音楽が流れ始めると皆さん立ち上がり、時には歌を口ずさみながらしっかりと体を動かしておられました。ミニゲームの前の準備体操にもバッチリでした。この体操は、地域でのサロン活動などでも取り組まれています。“大竹で生きている”のDVDについては、玖波地区地域包括支援センター(0827-57-7461)までお問い合わせ下さい。 今回はクリスマス会といたしまして、参加された皆さんと一緒に「輪投げ・ゴルフ・床ダーツ・巨大ジェンガ」の4つのミニゲームを行いました! 実際の様子を少しご紹介いたします。 まずは輪投げに挑戦しました! 最初は座って挑戦したのですが、「力加減が難しい~!」との声が上がりました。気を取り直して、2回目は立ち上がっての挑戦です!すると、「こっちの方が投げやすいね」と高得点を連発されておられました♪中には一番得点の高い9点を獲得している方もおられ、1つ目のゲームから大変盛り上がりました。 次にゴルフに挑戦です! ゴルフも「クラブの向きと力加減が難しいね」と皆さんで作戦を立てながら挑戦しました。このゲームは力加減だけではなく運も味方につけなければなりません!誰が勝つのか予想のつかない白熱したゲームとなりました。 それから、床ダーツに挑戦しました! 床ダーツの難しいところは、力加減や角度によって、的に落ちた羽が滑ってしまうところです。やってみると「あ~滑った!」「あ~力が強すぎた!」と苦戦する声も聞こえてきました。一方、コツを掴んだ方がひょいと投げると、100点の的が羽で覆われる場面もあり会場が沸き立ちました! そのあとは、お楽しみのプレゼントタイムですゲームの得点が高かった方からクリスマスのお菓子を選んでいただきました。とても和やかな雰囲気の中、皆さん嬉しそうにお菓子の袋を選んでおられました♪ 最後はみんなで巨大ジェンガに挑戦です! ゲーム開始から大胆にブロックを引き抜いておられ、「そのブロックなら抜けるかも」など皆さんで声を掛け合いながら、どんどんジェンガが積みあがっていきます。するとゆらゆらと大きくジェンガのタワーが揺れる場面もありましたが、不安定ながらも倒れることなく、なん と最後は手が届かない高さまで積み上がりました。ハラハラドキドキとしたスリルを楽しめたゲームでした! 参加された皆さんは、どうしたら上手くいくのかな?と作戦を考え、楽しみながら脳や体を動かすことができたのではないでしょうか♪ スタッフ一同も、皆さんが声をかけ合い、ゲームに挑戦されるお姿に、白熱して楽しむことができました。 次回も多くの方にご参加いただき、一緒に楽しいひと時を過ごせたらと思います。 カフェにご参加いただく方はマスクの着用をお願いします。また、発熱がある方、その他体調が優れない方は参加をご遠慮いただきますようご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。 やむを得ず、予定変更、開催中止とさせていただく場合がございます。 お気軽に当センター(センター直通:0827-57-7461)までお問い合わせください。
2025-01-18 15:10:13
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朝晩の冷え込みに吐く息も白くなり、お鍋が恋しい季節になりました。 11月15日にオレンジカフェいこか!をコミュニティサロン玖波にて開催いたしました。 今回も地域の方をはじめ、多くの方にご参加いただけたこと、嬉しく思います。 会の始めには、恒例のご当地健康体操“大竹で生きている”を行いました。気持ちよく身体を動かすことができるので、ぜひ生活の中にも取り入れてみてはいかがでしょうか?この体操はいきいき100歳体操などでも取り組まれています。“大竹で生きている”DVDについては、玖波地区地域包括支援センター(0827-57-7461)までお問い合わせ下さい。 今回のミニレクチャーは『アートセラピー(芸術)で認知症を予防しよう』というテーマでお話させていただきました。 アートセラピーとは、絵画や造形活動の他、音楽、俳句、演劇、ダンスなどのあらゆる芸術的な活動の総称です。 芸術に触れることが認知症の予防になる理由としては以下の3つが挙げられます。 ①指先の細かな作業を通じて脳の働きを活性化できる。 ②失敗や試行錯誤を繰り返すことで脳を活性化できる。 ③作品について、他者とコミュニケーションがとれる。 指先の運動は思考や理性に関係している脳の「前頭葉」を活性化させます。また、絵を描くための手段や段取りを考え、試行錯誤することや幼い頃の思い出や情景、感情を思い出すことも前頭葉の活性化、認知症の予防や進行抑制を期待できるのだそうです。さらに、作品に触れて話し合うことで、他者とのコミュニケーションがより活発になります。 他にも、絵を描く際は五感を使うことでより認知症予防に効果があると言われています。「見る」、「触る」、「香りを嗅ぐ」、「味わう」等、実際に描きたいものに触れてみてくださいね。また、今回は付録として塗り絵も配布させていただきました!皆さんもこれを機に芸術に触れてみませんか? ミニレクチャー後のカフェタイムでは、皆様で画用紙や新聞を使った『焼き芋』作りを行いました♪色紙をちぎったり、丸めたりしながら紙の感触を楽しみました。最近、朝晩は肌寒くなってきたので、作っている最中、参加者の方々は皆、口を揃えて「本物が食べたくなるね」と話されていました。完成した作品を飾って一枚、大きなお口を開けて一枚。素敵な写真が今回のオレンジカフェでも撮れました♪ 色々な人と会話することはとても大事な認知症予防の1つです。今回のミニレクチャーでも、作品についてお互いに感想を言い合うことは、認知症予防に大切だと話しました。オレンジカフェいこか!では、認知症に関する話題だけでなく、普段の生活の様子や最近の出来事などご自身の好きなことを気兼ねなくお話いただけます。認知症について学ぶだけでなく、お互いを支え合う交流の場でもありますので、お気軽にお越しいただければと思います。 次回も多くの方に参加していただき、一緒に楽しいひと時を過ごせたらと思います。 ご参加いただく方はマスクの着用をお願いします。また、発熱のある方、その他体調が優れない方は参加をご遠慮いただきますようご理解・ご協力をお願いいたします。 やむを得ず、予定変更、開催中止とさせていただく場合がございます。 お気軽に当センター(センター直通:0827-57-7461)までお問い合わせください。
2024-11-26 16:27:54
ようやく暑さが和らぎ、朝夕が肌寒くなってきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか? 10月18日にオレンジカフェいこか!をマロンの里にて開催いたしました。 感染症対策として、三密に注意した会場設営や換気、来られた方の体調確認を行うと共に、ご参加の方には検温、消毒へのご協力をお願いしました。 はじめに恒例のご当地健康体操“大竹で生きている”を行いました。音楽が流れ始めるとみなさんご自分の体調に合わせて体を動かしておられました。みなさんも無理のない範囲で生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか?寒くなる季節ですので、心と体をほぐしてポカポカあたたまりましょう♪ この体操は、地域のサロン活動などでも取り組まれています。“大竹で生きている”のDVDについては、玖波地区地域包括支援センター(0827-57-7461)までお問い合わせください。 今回は「ポジティブに考えて認知症に立ち向かおう!!②」ということで、前回に引き続いて認知症を前向きに捉える考え方についてお話させていただきました。その内容をいくつかご紹介します。 認知症になってもできることはたくさん! もし自分の身近な人が認知症になったら、「介護が大変だな」、「周りの人に迷惑をかけるかも」、「介護のために仕事を続けられないかも」など不安に思うかもしれません。また、認知症の方へ、「5分も経たないうちに同じことを聞いてくる」、「どうして服が上手く着れないのか」などと感じると、どんどんネガティブなことに目が行きがちになります。そんな時こそ、“できること”というポジティブなことに注目すると、見える世界が変わってきます。 例えば、一緒に掃除やお料理をしてみたり、お茶を飲んで楽しい昔話をしたり、散歩に出かけるなどしてみましょう。一緒にできることがあると、認知症の方もご家族も安心でき、お互いに気持ちが楽になりますよ。ユーモアとファンタジーを持って認知症の方と関わってみましょう。 “ポジティブ日記”のご紹介 ポジティブに考えようと思っても在宅介護中はどうしてもつらくなってしまうこともあります。そのような時にはポジティブな考え方を意識的にするようにし、前向きな気持ちになることも大切です。その方法として、“ポジティブ日記”というものがあります。 やり方は以下の通りです。 ①その日にあった良いことを3つ書き出す。 ②それぞれの良いことの理由と、自分を褒める言葉を記入する。 これを1週間に5日以上、4週間続けると効果的です。寝る前に書くようにすると、良いことが記憶に残りやすいのでオススメです。 ただ、うまく書けない時には無理をしないようにしてくださいね。 ポジティブの押し付けには注意が必要ですが、“みんなで褒め合い”ができるともっと素敵ですね。 認知症を前向きに捉えるポジティブな考え方についてご紹介しました。みなさんもぜひ試してみてください。気持ちが前向きになるときっと、毎日がより明るくハッピーに過ごせますよ♪ レクチャーの後はカフェタイムです。 カフェタイムでは、認知症についての質問だけでなく、赤ちゃん人形を抱きながら子供時代を振り返ったり、最近生まれたお孫さんの話をされたりと様々な話題で盛り上がりました。 また、スタッフと一緒に季節にちなんだ工作も行いました。色紙を使って、秋を感じさせる立体的なカボチャのオブジェができあがりました。参加者同士作り方を教え合いながら楽しそうに取り組んでおられた様子が印象的でした。 次回も多くの方に参加していただき、一緒に楽しいひと時を過ごせたらと思います。 カフェにご参加いただく方はマスクの着用をお願いします。また、発熱がある方、その他体調が優れない方は参加をご遠慮いただきますようご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。 ✿今後の予定✿ やむを得ず、予定変更、開催中止とさせていただく場合がございます。 お気軽に当センター(センター直通:0827-57-7461)までお問い合わせください。
2024-11-12 16:19:31
すがすがしい青空に鰯雲が空に浮かぶようになってきました。皆様お元気でお過ごしでしょうか? 9月20日にオレンジカフェいこか!をマロンの里にて開催いたしました。 今回も地域の方をはじめ多くの方にご参加いただき、和やかな会になりました。 会の始めには、恒例のご当地健康体操“大竹で生きている”を行いました。気持ちよく身体を動かすことができるので、ぜひ生活の中にも取り入れてみてはいかがでしょうか?この体操はいきいき100歳体操などでも取り組まれています。“大竹で生きている”DVDについては、玖波地区地域包括支援センター(0827-57-7461)までお問い合わせ下さい。 今回のミニレクチャーは『ポジティブに考えて認知症に立ち向かおう!!①』というテーマでお話させていただきました。 認知症は、症状のない期間が長く、20~30年かけて脳が蝕まれた後に発症するとされています。加齢に伴って有症率が上がるため、来年2025年には高齢者の5人に1人が認知症だろうと言われています。そのため、よく長寿と認知症はセットで考えられ、健康に生きていれば誰もが認知症になる可能性があります。 ネガティブな考え方は認知症に限らず脳にストレスを与えます。ネガティブな人は、ポジティブな人に比べて認知症のリスクがなんと3倍になるといわれています。 心配ごとやストレスをどのように捉えるかによって、将来の認知症リスクが変化するのは興味深いですよね。 認知症予防のためには、人との交流やマッサージなどの触れ合いが効果的です。交流によって「オキシトシン」と呼ばれる愛情ホルモンが分泌されます。このホルモンはストレスを癒す作用があります。井戸端会議や電話などで親しい人と話すのも良い影響があります。 その他、エアロビクスやジョギングなどの有酸素運動をする、抗酸化作用のある緑茶を飲む、7時間を目安に快眠を心掛ける、高血圧や肥満、糖尿病などの生活習慣病などを予防することも、脳へ良い影響を与え、認知症予防に効果的とされています。親しい人と一緒に運動すると、楽しく元気になれるので効果増大ですね。 自分のペースで色々なことを「やってみよう!」「試してみよう!」と前向きに行動すると、考え方もポジティブになっていきますね。もっと詳しく知りたい方はぜひ認知症カフェにいらしてくださいね。皆さんの「やってみた」こと、私たちにもお聞かせください♪ ミニレクチャー後のカフェタイムでは、生活習慣病について参加者様同士でお話しされたり、物忘れ対策や認知症の早期発見には周囲の人がどのようなことに注目すべきか等、たくさんの質問をいただきました。医療の制度なども難しく分かりにくいことがあるといった声もあり、参加者の皆様が必要とされている情報がどのようなものなのかを知る機会にもなりました。今回の皆様の声を今後の認知症カフェに活かしていきたいと思います。 工作のグループに参加された皆様は、色紙を使って全員で1つの作品を作りました♪秋の味覚であるきのこや葡萄、栗谷にちなんで「栗」を抱えるリスなど、秋をモチーフにした可愛らしい作品が完成しました!お話のグループの皆様も完成した作品を見て、「ええのができとる」と感心しておられました。 色々な人と会話することはとても大事な認知症予防の1つです。オレンジカフェいこか!では、認知症に関する話題だけでなく、普段の生活の様子や最近の出来事などご自身の好きなことを気兼ねなくお話いただけます。認知症について学ぶだけでなく、お互いを支え合う交流の場でもありますので、お気軽にお越しいただければと思います。 次回も多くの方に参加していただき、一緒に楽しいひと時を過ごせたらと思います。 ご参加いただく方はマスクの着用をお願いします。また、発熱のある方、その他体調が優れない方は参加をご遠慮いただきますようご理解・ご協力をお願いいたします。 やむを得ず、予定変更、開催中止とさせていただく場合がございます。 お気軽に当センター(センター直通:0827-57-7461)までお問い合わせください。
2024-11-09 16:22:13
猛烈な暑さが続く今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。 8月16日のオレンジカフェいこか!は、特別企画の夏祭りをサントピア大竹にて開催いたしました!! 感染症対策として、三密に注意した会場設営や換気、来られた方の体調確認を行うと共に、ご参加の方には検温、消毒へのご協力をお願いしました。 はじめに恒例のご当地健康体操“大竹で生きている”を行いました。音楽が流れ始めると皆さん立ち上がり、しっかりと体を動かしておられました。皆さんもできる範囲で体を動かしてみてはいかがでしょうか?夏バテ予防になり、この暑い夏を乗り切る助けになると思います♪ この体操は、地域でのサロン活動などでも取り組まれています。“大竹で生きている”のDVDについては、玖波地区地域包括支援センター(0827-57-7461)までお問い合わせ下さい。 今回のオレンジカフェは「夏祭り」!!、金魚すくい・ヨーヨー釣り、輪投げ、トスアクロス、グランドスマートボール、千本くじで夏のお祭りを楽しみました。その様子をご紹介いたします。 金魚すくいではポイのフレームをうまく使って、たくさんすくっておられる方もいました。ちなみにこの金魚たちはスタッフの手作りで、ひとつとして同じ表情、形、重さの金魚はいません。 輪投げでは、「(輪が)意外に重い!」、「力加減が難しい!」との声があがり、始めは苦戦されている方もだんだんとコツをつかんで得点をかせがれていました。簡単そうに見えますが、やってみると難しいものですね。 トスアクロスは、お手玉を投げてパネルを回転させ、3つの絵をそろえるゲームです。お手玉を投げる角度によってはパネルがなかなか回転せず、皆さん非常に苦戦されていました。スタッフも挑戦してみましたが、とても難しく、パネルの絵を合わせることができませんでした・・・。 グランドスマートボールは、グランドゴルフのように玉を打ってパチンコのように得点を出すゲームです。強く打てば高得点というわけではないので力加減が重要なポイントです!打つ度にコツをつかまれ、高得点を連発されていました。“カン”といい音が響き渡り、見ている方も「おー!〇〇点」との声が聞こえ、白熱した雰囲気で楽しまれていました。 最後はドキドキワクワク、千本くじを引いていただきました。沢山のくじと豪華景品を用意したのですが、なんと1本目で大当たりが出ました!!これにはスタッフも当選した方もびっくりの出来事でした♪ 皆さん童心に返った様子で、時折歓声をあげ盛り上がっていました。楽しみながら脳や体を動かすことができるのはとっても良いことですね♪ 次回も多くの方に参加していただき、一緒に楽しいひと時を過ごせたらと思います。 カフェにご参加いただく方はマスクの着用をお願いします。また、発熱がある方、その他体調が優れない方は参加をご遠慮いただきますようご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。 ✿今後の予定✿ やむを得ず、予定変更、開催中止とさせていただく場合がございます。 お気軽に当センター(センター直通:0827-57-7461)までお問い合わせください。
2024-09-10 16:27:50
暑い日差しが照りつけ夏真っ盛りとなりました。皆様お元気でお過ごしでしょうか? 7月19日にオレンジカフェいこか!をコミュニティサロン元町にて開催いたしました。 今回もオレンジカフェいこか!にご参加いただき、ありがとうございました。続けて来てくださる方だけでなく、久しぶりに来てくださった方もおられ、和やかな会になりました。 会の始めには、恒例のご当地健康体操“大竹で生きている”を行いました。気持ちよく身体を動かすことができるので、ぜひ生活の中にも取り入れてみてはいかがでしょうか?この体操はいきいき100歳体操などでも取り組まれています。“大竹で生きている”DVDについては、玖波地区地域包括支援センター(0827-57-7461)までお問い合わせ下さい。 今回のミニレクチャーは『手のひら日光浴で認知機能維持!?』というテーマでお話させていただきました。日光浴は認知機能の維持にどのように役立つのでしょうか? 日光浴をすると心も体ものびやかになって気持ちがいいですよね。日光浴をすると、骨の代謝向上、免疫力向上などの効果があるビタミンDを生成促進するほか、気分転換の効果やうつ病を予防する等の効果があります。 ただし、日光浴の方法は季節によって違いがあります。 〇夏の場合:涼しい木陰で30分。熱中症の危険があるので真夏の日中は避けましょう。 〇冬の場合:1時間ほど太陽に当たれば、必要量のビタミンDが作られます。 今の時期は非常に暑く、熱中症になりやすいため、涼しい部屋から認知機能維持のための『手のひら日光浴』がお勧めです! 手のひら日光浴とは、メラニン色素の少ない手のひらや足の裏等で、日焼けを気にせずに日光浴ができる方法です。 ☆手のひら日光浴の方法 網戸越しに手のひらや足の裏に日光を浴び、夏の場合は15分以上、冬の場合は30分以上過ごすだけです。これで十分なビタミンDが作られます! 今年は暑さが特に厳しいため、熱中症に注意が必要です。熱中症は、体内の水分や塩分の減少、血流の滞り等が原因で重要な臓器が高温になってしまうことで発症し、主な症状は、体温上昇、めまい、だるさ、頭痛、吐き気、嘔吐、筋肉のけいれん(こむら返り)などがあります。 熱中症になると身体面への負担だけでなく、脳や神経がダメージを受けてしまうことから認知機能が低下してしまうことがありますので、熱中症にならないための日頃の対策が大切です。 熱中症予防のためには、普段から積極的に水分を摂る習慣づくりをしましょう。 ●起きたらコップ一杯の水分を摂る。 ●食事の度にコップ一杯分の水分を摂る。 ●手の届く所に飲み物を置き、トイレの度など動いたら飲むようにする。 ●好きな物を飲む。(※ただし糖尿病がある場合は糖質を控える。ただしアルコールは利尿作用があり脱水を誘発するため、どれだけ飲んでも水分には含まれませんので注意!) 熱中症の疑いがある時は、 ①涼しい環境へ避難…風通しの良い日陰や冷房の効いた屋内へ移動しましょう。 ②脱衣と冷却…ベルトやネクタイ、下着を緩めましょう。濡れタオルや冷たいペットボトル、氷を当てたりうちわや扇風機を使ったりして身体を冷やしましょう。太い血管のある首の付け根、脇の下、太ももの付け根前面に当てるとより効果的です。 ③水分・塩分補給…経口補水液やスポーツドリンクがあると塩分も補えるので効果的です。 自力で水分摂取出来ない、意識がもうろうとしているなどの場合は、早急に医療機関を受診しましょう。 こまめな水分摂取、室内環境や衣類の調整などの工夫をして快適に過ごせるよう心がけていただければと思います。手のひら日光浴もぜひお試しください♪ ミニレクチャー後のカフェタイムでは水分補給について話したり、聴力や歯の健康など自身の生活の中に潜む認知症のリスクや予防等について情報交換をされたりしていました。 別のグループでは、2024年パリオリンピックが目前に迫っていることから金メダルづくりを行いました!五輪に見立てた丸シールをメダルに貼りつけて、首から下げるリボンを留めると…日本代表より一足先に素敵な金メダルが完成しました♪メダルづくりに参加されたご夫婦は完成したメダルを首にかけ、共にメダルづくりができたことを喜んでおられました♪お話のグループの皆様もできあがったメダルを手に取って、「すごい!かわいい!」と声をかけておられました。 色々な人と会話することもとても大事な認知症予防の一つです。「認知症カフェ」と聞くと、なんだか真面目で堅苦しそうな印象があるかもしれませんが、オレンジカフェいこか!では、認知症に関する話題はもちろん、普段の生活の様子や最近の出来事などご自身の好きなことを気兼ねなくお話いただけます。認知症について学ぶだけでなく、お互いを支え合う交流の場でもありますので、お気軽にお越しいただければと思います。 次回も多くの方に参加していただき、一緒に楽しいひと時を過ごせたらと思います。 ご参加いただく方はマスクの着用をお願いします。また、発熱のある方、その他体調が優れない方は参加をご遠慮いただきますようご理解・ご協力をお願いいたします。 やむを得ず、予定変更、開催中止とさせていただく場合がございます。 お気軽に当センター(センター直通:0827-57-7461)までお問い合わせください。
2024-08-10 10:17:48
連日30℃を超える暑さが続き、一気に夏がやってきましたね! 6月21日にオレンジカフェいこか!を木野交流館にて開催いたしました。今回は認知症サポーター養成講座と合同で行いました。 感染症対策として、三密に注意した会場設営や換気、来られた方の体調確認を行うと共に、ご参加の方には検温、消毒へのご協力をお願いしました。 はじめに恒例のご当地健康体操“大竹で生きている”を行いました。音楽が流れ始めるとみなさんも立ち上がり、ノリノリで気持ちよく体を動かしておられました。みなさんもぜひ生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか?明るいテンポで楽しく体を動かすことができるので、きっと心も体もイキイキしてきますよ♪ この体操は、地域でのサロン活動などでも取り組まれています。“大竹で生きている”のDVDについては、玖波地区地域包括支援センター(0827-57-7461)までお問い合わせ下さい。 今回は「認知症 ステップアップ講座」と題し、認知症の原因や予防、認知症の方への接し方などについてお話させていただきました。そこで今回は、認知症の理解を深めるきっかけとして、講座の内容をいくつかご紹介します。 ●認知症について● 認知症の種類について 認知症は、その発症原因によってアルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症など、色々な型に分類されます。 他にも、慢性硬膜下血腫、脳腫瘍、ビタミン不足、正常圧水頭症などによる認知症があります。 物忘れが注目されやすい認知症ですが、実は、物忘れ以外にも性格変化や睡眠障害などその他にも色々な症状が現れます。それぞれ脳の縮み(=萎縮と言います)の部位やその原因によって症状も様々です。また、認知症のような症状に思えたものが実はうつ病だったということもあります。 もっと詳しく知りたい方は、是非認知症サポーター養成講座を受講しにいらしてくださいね。9/19(木)14:00から大竹市立図書館で開催予定です! ご自身やご家族のことが気になって不安だと思われる方もいらっしゃるかもしれません。大竹市では「認知症ケアパス」という、認知症の人やそのご家族が「どのようなタイミングで」「どのような」サービスを受けたらいいのかをまとめた資料を公開しています。大竹市のホームページに掲載されていますので、ぜひご活用ください。 認知症の方への接し方 認知症の方への接し方として7つのポイントをご紹介します。 ①まずは見守る ②余裕を持って対応する ③声をかける時は1人で ④後ろから声をかけない ⑤相手に目線を合わせて優しい口調で話す ⑥穏やかに、はっきりとした口調で話す ⑦相手の言葉に耳を傾けてゆっくりと対応する 認知症の方の行動にも必ず本人なりの理由や背景があります。お互いのためにも意識していきたいですね。 認知症の予防について これまでの認知症カフェでも認知症予防について様々な内容を紹介させていただきました。今回は睡眠と食事の習慣について取り上げます。 1.睡眠習慣 認知症と睡眠には関連があり、特に高齢者は必要以上に長い睡眠や睡眠不足など睡眠習慣の乱れにより認知症リスクが高まると報告されています。また、睡眠の質も大切です。日光を浴びたり、日中に運動や外出などをして身体を動かしたりしておくとよいでしょう。 2.食事習慣 認知症を予防するにはバランスの良い食事も大切です。良質な脂質やタンパク質、野菜をバランスよく取り入れてみましょう。例えば、油をオリーブオイルに替えたり、サバやサンマ、大豆製品、赤身肉等を意識的に取り入れたりするのがオススメです。 ただ、認知症予防に良いからといって、同じものばかり食べるのはよくありません。食事のバランスを大切にしましょう。 また、食事の間隔も大切です。なるべく夕食と朝食の時間を12時間空け、夕食は寝る3時間前に済ませると認知症予防により効果的です。 ここまで認知症とその予防や対応方法についていくつかご紹介しました。みなさんも早い時期からご自分の健康に意識を向けて認知症を予防していきましょう。 講座では講師からの話だけでなく、参加者の方と一緒に手先の運動やアロマ、ジャンケンを応用した脳トレなど実際の体験も交えながら脳への刺激となるものをご紹介し、今回も参加されたみなさんから大変好評でした。 次回も多くの方に参加していただき、一緒に楽しいひと時を過ごせたらと思います。 カフェにご参加いただく方はマスクの着用をお願いします。また、発熱がある方、その他体調が優れない方は参加をご遠慮いただきますようご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。 ✿今後の予定✿ やむを得ず、予定変更、開催中止とさせていただく場合がございます。 お気軽に当センター(センター直通:0827-57-7461)までお問い合わせください。
2024-07-26 15:38:30
木々の葉が鮮やかな緑色になり、さわやかな風が吹く今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。 5月17日にオレンジカフェいこか!をコミュニティサロン玖波にて開催いたしました。 会の始めには、恒例のご当地健康体操“大竹で生きている”を行いました。気持ちよく身体を動かすことができるので、ぜひ生活の中にも取り入れてみてはいかがでしょうか?この体操はいきいき100歳体操などでも取り組まれています。“大竹で生きている”のDVDについては、玖波地区地域包括支援センター(0827-57-7461)までお問い合わせ下さい。 今回のミニレクチャーは『食べ方で認知症予防?!』というテーマでお話させていただきました。食べ方が変わることで認知症予防にどんな効果があるのでしょうか? 今回は脳の老化を防ぐ食べ方についてご紹介させていただきます。 ●脳の老化を防ぐ食べ方の基本 ・良質なたんぱく質をとる ・野菜を中心に食べる ・寝る3時間前までに夕食を済ませ、朝食までの時間を長く空ける などが大切と言われています。 つまりは、バランスの良い食事とタイミングですね。 ●ケトフレックス12/3 いきなり馴染みのない言葉が出てきましたが、「ケトフレックス12/3」とは「食事の内容」と「タイミング」によって脳の老化を防ぐ食事療法のことを指します。 人間がエネルギーを生産するためには、糖質・脂質・たんぱく質が必要です。脳が働くためには、大量の糖質、つまりブドウ糖が必要です。アルツハイマー型認知症になると、脳に必要なブドウ糖がうまく取りこまれず、エネルギー不足になり、脳が十分に働きません。 ブドウ糖が不足した時にエネルギーにできるのが、資質を退社する過程で発生する「ケトン体」です。『ケトン体』を増やすことを目的とした食べ方を「ケトフレックス12/3」といいます。 「12/3」とは、夕食から朝食までを12時間空ける、寝る3時間前までに夕食を済ませるという意味です。「長寿遺伝子」を目覚めさせるには空腹時間を長くとることが重要だといわれています。 ☆ケトン体を効率良く増やす食べ方 ①糖質をなるべく控える ケトン体を増やすためにブドウ糖の元になる糖質を控えましょう。 例:1食あたり茶わん半分程度、または食パンを半分にしておかずを増やしましょう。 ②ケトン体を生み出す食品を摂る ケトン体の原料となる脂肪酸を含む食品を摂りましょう。例えば、ココナッツ油などをコーヒーや紅茶に適量入れてみましょう。また、オリーブ油もおすすめですが、揚げ物に使用すると酸化しやすいため、揚げ物での使用は避けて1か月以内に使い切りましょう。 ③良質なたんぱく質を摂る たんぱく質を摂ると、記憶力に関する神経伝達物質が体内で生成されます。良質なたんぱく質としてサバやサンマ等の青魚、大豆製品、赤身肉、レバー、乳製品等があります。青魚にはたんぱく質だけでなく、DHAやEPAという良質な油も含まれているためおすすめです。 その他、野菜には血糖上昇を緩やかにする、便通を良くするなどの効果があります。レタスやキャベツなどに含まれる葉酸には、認知症の原因物質の蓄積を防ぐ効果もあります。いろいろなポイントがありますが、脳の老化を防ぐために取り組めそうなところから生活に取り入れてみましょう!! カフェタイムでは、和やかな雰囲気のなか、ミニレクチャーの内容を実践できているか自分の生活にあてはめたり、日頃の報告をしあったりと会話が弾んでいました。その他、認知症の家族との関わり方について語らいました。 別のグループでは、カタツムリや雨のしずくの工作を行いました!長い紙をくるくる丸めて、好きな色の甲羅を張り付けると可愛らしいカタツムリちゃんの完成です♪ 雨のしずくは色合いも素敵で梅雨を間近に感じさせる作品に仕上がりました♪ 作品は当院本館1階ロビーに展示しておりますので、ご来院の際はぜひご覧ください。 オレンジカフェいこか!に続けてきてくださる方も徐々に増えてきて、認知症カフェを通じて気軽に声を掛け合えるつながりができ、私たちもうれしく思います。 認知症カフェのような集まりに参加して、一緒にゆったりと時を過ごし、普段の生活で何気なく感じたことを聞いてもらえたり、近況や気持ちの変化などをお話しすることは、お互いを支えあういい機会になりますので、「認知症のことなんだか気になる」という方はお気軽にお越しくださいね。 次回も多くの方に参加していただき、一緒に楽しいひと時を過ごせたらと思います。 カフェにご参加いただく方はマスクの着用をお願いします。また、発熱がある方、その他体調が優れない方は参加をご遠慮いただきますようご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。 やむを得ず、予定変更、開催中止とさせていただく場合がございます。 お気軽に当センター(センター直通:0827-57-7461)までお問い合わせください。
2024-06-28 15:55:10
新年度の慌ただしさも落ち着いたころでしょうか。皆様お変わりなくお過ごしですか。 4月19日にオレンジカフェいこか!をコミュニティサロン玖波にて開催いたしました。感染症対策として、三密に注意した会場設営や換気、来られた方の体調確認を行うと共に、ご参加の方には検温、消毒へのご協力をお願いしました。 会の始めには、恒例のご当地健康体操“大竹で生きている”を行いました。気持ちよく身体を動かすことができるので、ぜひ生活の中にも取り入れてみてはいかがでしょうか?この体操はいきいき100歳体操などでも取り組まれています。“大竹で生きている”のDVDについては、玖波地区地域包括支援センター(0827-57-7461)までお問い合わせ下さい。 そして、今回のミニレクチャーは『深呼吸をしてみよう ~呼吸法で認知症予防?~』というテーマでお話させていただきました。皆さんは深呼吸をすることで、認知症の予防に繋がることはご存知でしたか?今回は脳に良いとされている呼吸法のポイントや効果についてご紹介させていただきます。 ●心臓に良いことは脳に良い 海外には「忘れるな、心臓に良いことは脳に良い」という言葉があるそうです。例えば、食事や睡眠、歩行や運動、呼吸などが心臓に良いこととして挙げられます。また、現代社会では、仕事や対人関係の高度化からストレスも同じように高まっていると考えられています。さらに、座ったままの作業が増えると呼吸は浅くなり、体内の酸素が不足しがちになります。呼吸が浅くなるということは、自律神経のバランスを崩す原因となり、認知症を含む精神障害の発症につながる恐れがあると言われています。 では、自律神経のバランスを崩さないためにどのような呼吸が脳に良い呼吸なのでしょうか? ●脳に良い呼吸のポイント 吐くことを意識した呼吸とは『腹式呼吸』です。以下の手順でやってみましょう♪ 1)全身の力を抜く 2)両手を下腹部に当て、頭のてっぺんに糸がついて天井からつり下げられているようなイメージで背筋を伸ばし、口からゆっくりと息を吐く 3)次に鼻から息を吸い、お腹を膨らませる 4)お腹を凹ませながらゆっくりと口から息を吐く 腹式呼吸を行っている際、胸は動きません!息を吐くのに合わせてゆっくりと身体を丸めて行うことや床に仰向けになり、両膝を立てた状態で行うとやりやすいですよ。また、腹式呼吸は体内に酸素を大きく取り込むことができ、リラックス効果があるため、就寝前や気分を落ちつけたい時に行うと効果的です! ●日常生活の中で無意識に行う『あくび』や『ため息』 あくびやため息は、どちらも身体が酸欠状態の時、酸素を取り込むために行われていることをご存知でしょうか?忙しい状態や緊張した状態が続くと、呼吸が浅くなるだけでなく、姿勢も悪くなりやすいとされています。あくびやため息をつくことで、体内に十分な酸素を取り込めば脳の機能が活性化すると考えられ、結果、認知症予防にも効果があるとされています。 春の暖かい日差しを浴びながら深呼吸をして、「脳」に良いことをしてみませんか? カフェタイムでは、今回のオレンジカフェを通して、認知症検査の受診を検討して下さる方や最近の困りごとについてご相談される方、認知症の家族との関わり方についてお話しされる方もおられました。また、グループを分けて、鯉のぼりとチューリップの工作も行いました。様々な色のシールを鯉の鱗に見立てて貼りつけていくと、きらびやかな鯉のぼりが出来上がりました!季節を感じさせるチューリップは、皆さんに好きな色の折紙を選んで折っていただき、大輪のカラフルな花が咲きました!皆さん楽しそうにお話しながら取り組んでおられ、大変和やかな時間になりました。 次回も多くの方に参加していただき、一緒に楽しいひと時を過ごせたらと思います。 カフェにご参加いただく方はマスクの着用をお願いします。また、発熱がある方、その他体調が優れない方は参加をご遠慮いただきますようご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。 やむを得ず、予定変更、開催中止とさせていただく場合がございます。 お気軽に当センター(センター直通:0827-57-7461)までお問い合わせください。
2024-05-20 15:42:27
春らしい暖かさが増し、花の香りが漂う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。 3月15日にオレンジカフェいこか!をコミュニティサロン玖波にて開催いたしました。 感染症対策として、三密に注意した会場設営や換気、来られた方の体調確認を行うと共に、ご参加の方には検温、消毒へのご協力をお願いしました。 今回は、都合によりご当地体操の予定を変更して、ラジオ体操を行いました。皆さん音楽に合わせて手足の先までしっかりと動かし、楽しそうに取り組んでいただけました。体操が習慣になっている方も多いと思いますが、いつもと違う体操をしてみると、普段動かしていない部位もほぐせそうですね。 今回のミニレクチャーは「ドールセラピー(人形療法)と認知症」というテーマでお話させていただきました。今回は特別ゲストとして、本物の赤ちゃんと同じくらいの大きさと重さ、お肌もぷにぷにで病院でも大人気の赤ちゃん人形さん2人にご参加いただきました。 最初に参加者の方々に赤ちゃん人形のお着替えをお願いしました。赤ちゃん用の小さな洋服に歓声が上がり、育児経験の有無に関わらず、自然に声をかけながらお着替えさせる、目を見て優しく話しかけるなど、あたたかな時間を過ごすことができました。お人形をはさんで「可愛いね」などと言い合っている方、中には赤ちゃん人形を時間いっぱい抱きしめていた方もいらっしゃいました。 このようにドールセラピーには皆さんが笑顔になれる癒しの効果があります。具体的な効果をいくつかご紹介します。 ●ドールセラピーの効果● 1.「感触と感情に働きかける」効果 赤ちゃん人形をあやしたり、身なりを整えたりすることで精神的に落ち着くことがあります。また、犬や猫のぬいぐるみも同様に、柔らかい毛をなでたりすることで心が穏やかになります。 2.「周りの人とのコミュニケーションにつながる」効果 「(人形を)かわいい、私にも抱かせて」というように自然な形で他者と交流することができるため、周りの人とのコミュニケーションにつながります。このような会話をきっかけとして、人形だけでなく周囲の人にも目を向けられるため、お互いに有意義な時間を持つことができます。そして、自分にも目を向けられるようになると、精神的に落ち着き、認知症の周辺症状の緩和にもつながります。 また、一言にぬいぐるみや人形と言ってもさまざまな種類があります。ここからは、ぬいぐるみや人形ごとの効果についてご紹介します。 〇会話ができるぬいぐるみの効果〇 1.「脳を活性化させる」効果 ぬいぐるみを相手に会話をすることで脳の活性化につながり、人とのコミュニケーションをとる練習にもなります。 2.「寂しさを紛らわせる」効果 家族と関わる時間には限りがあり、常にそばにいることが難しくなると、寂しさから不安や徘徊に繋がることもあります。ぬいぐるみと会話をすることで、孤独感を癒して生きる気力を取り戻しやすくなるようです。 〇赤ちゃん人形の効果〇 赤ちゃん人形と触れ合うことは、「赤ちゃん」という愛する対象を見つけ、母や父として子を育ててきた記憶を思い起こし、認知症の進行と共に失われてきた自信を取り戻すきっかけになります。また、出産経験のない男性も赤ちゃんを「かわいい」「いつくしむべき存在」と本能で認識しているため、「お世話がしたい」「お世話をしなければ」という意欲を引き出すきっかけとなります。この意欲が生活のハリとなり、自立的な生活を回復させることにつながります。 このようにドールセラピーには様々な効果がありますが、注意点もあります。 〇ドールセラピーで気を付けること〇 ぬいぐるみや人形が壊れてしまった時に、認知症の方が落ち込んでしまうこともあるでしょう。そんな時には落ち込んだ気持ちを一緒に聴いてあげてください。替わりの人形を用意してみることも効果的です。 ここまでドールセラピーと認知症についてご紹介しました。皆さんも家にあるぬいぐるみや人形と触れ合ってみるといい刺激になるかもしれませんね。きっと、心が安らぎ幸せな気持ちになると思いますよ。 カフェタイムでは、認知症の方が赤ちゃん人形と触れ合うときに笑顔で明るく楽しそうにされていることについてや赤ちゃん人形のつくりへの興味・関心などの話題で盛り上がりました。 また、スタッフと一緒に季節にちなんだ工作も行いました。様々な色の折り紙を使って、春を感じさせるカラフルなお花のリースができあがりました。工作中は、皆さん楽しそうにお話しながら取り組んでおられました。 次回も多くの方に参加していただき、一緒に楽しいひと時を過ごせたらと思います。 カフェにご参加いただく方はマスクの着用をお願いします。また、発熱がある方、その他体調が優れない方は参加をご遠慮いただきますようご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。 ✿今後の予定✿ やむを得ず、予定変更、開催中止とさせていただく場合がございます。 お気軽に当センター(センター直通:0827-57-7461)までお問い合わせください。
2024-04-18 16:29:41
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