澄み渡る晴天で青葉がまぶしい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
5月19日にオレンジカフェいこか!をコミュニティサロン元町にて開催いたしました。
新型コロナウィルス感染症対策として、三密に注意した会場設営や換気、来られた方の体調確認を行うと共に、ご参加の方には検温、消毒へのご協力をお願いしました。
ミニレクチャーの前には、恒例の「ご当地健康体操“大竹で生きている”」を行いました。適度に身体を動かすことができるので、ぜひ生活の中に取りいれてみてはいかがでしょうか。
そして、今回のミニレクチャーは「サウナで認知症予防?」というテーマでお話させていただきました。そこで、サウナを利用することと認知症予防の関連について少しご紹介させていただきます。
●サウナってどんなもの?
近年、テレビ番組やメディアで特集が組まれるほど、サウナが流行していることをご存知でしょうか。サウナが有名なフィンランドで行われた研究では、サウナに毎日入る人は、週1回以下しかサウナに入らない人に比べて、軽度認知障害になるリスクが66%も低かったと報告されています。
では、サウナに入ることでどんな効果が期待できるのでしょうか?
●認知症予防に効果的な理由
①脳の老廃物が洗い流される?
研究では、サウナに入ると体の水分と一緒に脳の老廃物が洗い流されると考えられています。脳の老廃物とは、アルツハイマー型認知症の原因となるアミロイドβやタウタンパクのことです。
②深い眠りが得られる。
サウナ後は深い眠りが得られやすくなります。深い眠りも脳の老廃物を洗い流すといわれています。
③血管の弾力性が増す。
血管の弾力性が失われると、血流が滞り、動脈硬化などになりやすく、認知症の原因につながります。サウナに入ると、自律神経が刺激されて血管の弾力性が増します。そのため、血管の弾力性が増すサウナは認知症予防に効果的といえます。
④脳疲労を取る。
サウナに入ると脳はいつもと違う認識をして、思考を停止させます。これによって、安らぎを示す脳波であるα波が脳内で、上昇します。このα波が少ないと認知症になりやすいことが分かっています。
以上のように、フィンランドで行われた研究では、サウナは認知症予防に効果があると報告されています。しかし、サウナは良い効果があると同時に身体への負担が大きいものです。そのため、サウナに慣れていない方や、持病がある方等はかかりつけ医に相談したり、ご自身の体調を考えながら上手に楽しむことができるといいですね。
サウナと水分補給はセットです!サウナを利用される時には必ず水分補給をしていただき、無理のない範囲で取り組んでください。
カフェタイムでは、お近くの地域にサウナがあるのかという話題に始まり、周りに認知症の方がいたらどんなサポートができるのか等について話し合われました。また、α波が流れると噂のBGMをかけてのカフェタイムだったため、皆さん、リラックスしてお話できていたのではないかと思います♪
次回も多くの方にご参加いただき楽しいひと時をご一緒に過ごせたらと思います。
新型コロナウイルスについては、令和5年5月8日から5類感染症に移行になりましたが、カフェにご参加いただく方の中にはご高齢の方や基礎疾患を有する方もおられるため、感染を広げない、ご自身を感染から守って頂くためにもご参加の際には引き続きマスクの着用をお願いしております。また、発熱がある方、その他体調が優れない方は参加をご遠慮いただきますようお願い申し上げます
。ご理解・ご協力の程、よろしくお願いいたします。
感染症、その他天候不良等のため、開催を中止・予定変更する場合がございます。
お気軽に当センター(センター直通:0827-57-7461)までお問い合わせください。