大竹市玖波の内科・胃腸内科・呼吸器内科・老年内科・精神科・心療内科・歯科・リハビリテーション科-メープルヒル病院

介護老人保健施設ゆうゆ

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認知症オレンジカフェ

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第73回 オレンジカフェいこか開催!

第73回 オレンジカフェいこか開催!

 暑さが和らぎ秋らしくなりつつある今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 
 10月20日にオレンジカフェいこか!を栗谷地区にあるマロンの里にて開催いたしました。
 新型コロナウイルス感染症対策として、三密に注意した会場設営や換気、来られた方の体調確認を行うと共に、ご参加の方には検温、消毒へのご協力をお願いしました。
 
 今回のミニレクチャーは「認知症予防 知恵袋 食欲の秋・スポーツの秋2023」というテーマでお話させていただきました。そこで、認知症の予防法について少しご紹介いたします。

 

 
 
●認知症の予防には!?
 今回は認知症の予防法として、①食べ物②運動の2点をご紹介いたします。
 
①食べ物による認知症予防
 認知症予防に効果があると言われている食べ物の中にキノコがあります。キノコの中でも、「ヤマブシタケ(山伏茸)」が認知症予防に効果があると言われています。このキノコには「ヘリセノン」や「エリナシン」という物質が含まれています。この物質は、アルツハイマー型認知症の原因の一つと言われているアミロイドβの働きを抑制する効果があり、脳細胞の消失を防ぐことができます。研究によると、ヤマブシタケの乾燥粉末を1日2回、3か月食べてもらったところ、18人の内11人に認知機能の改善が見られたそうです。ヤマブシタケはスーパーや通販で購入することができます。
 その他、「しいたけ」「しめじ」「まいたけ」なども認知症予防に効果が期待できます。これらのキノコにはビタミンDが含まれていますが、ビタミンDは体内で不足すると認知症になるリスクが上がります。そのため、適度に摂取することでリスクを抑えることができます。また、ビタミンDを適度に摂取することでうつ病や骨粗鬆症のリスクも抑えることができます。
 様々な食品をバランスよく摂り入れた食事を心掛けましょう!
 
 
②運動による認知症予防
 運動不足は認知症のリスクになります。65歳以上で運動不足だと認知症のリスクは1.4倍になります。社会全体に運動不足の高齢者がいなくなると、認知症になる人の人口を2%減らすことができます。
 では、どのような運動が効果的かというと、ジョギングや早足歩行、水泳、サイクリングなどが挙げられます。特に良いとされているのはエアロビクス(有酸素運動)で、1日30分程度を目安にすると良いです。10分ずつの3回に分けても効果があるようなので、まとまった時間がとれない方は分けて行ってみるとよいでしょう。
 さらに、運動を行う際には頭を使うことも意識しながら体を動かすと良いとされています。例えば、ウォーキングをする場合は、歩数や周りの建物を数えたり、生えている花の名前を当てたり、匂いを嗅いでみたりすると脳が刺激されて良いでしょう。他の運動をする際にも、頭を使うことを意識して工夫を考えてみてください。
 
 このように運動は様々な良い影響をもたらしますが、以下のような注意点もあります。
 
運動時の注意点①
 頭の怪我をすると認知症のリスクが1.8倍になるため、頭の怪我に注意して行いましょう。また、自転車に乗る際にはヘルメットを着用するなどの工夫を行い、リスクを減らしましょう。
 
運動時の注意点②
 骨折すると寝たきりに繋がり、認知機能の低下に繋がるため、骨折に注意しましょう。女性は閉経後、男性は高齢期に入ると骨がだんだんもろくなります。60歳を過ぎたら何年かに一度、整形外科などで骨密度を測定するとよいでしょう。
 また、以下に骨の元になる栄養素と食品をまとめました。
 
 1.カルシウム:乳製品、小魚、大根の葉、小松菜、ひじき、ごま
 2.ビタミンD:赤身魚、きのこ類
 3.ビタミンK:納豆、緑黄色野菜
 
 これらを参考にしながら、バランスの良い食事を意識して骨密度の低下を予防しましょう。
 
運動時の注意③
 エネルギー不足で運動すると筋肉が分解されてしまうため、運動前に炭水化物を摂り、筋肉の回復を意識しましょう。
 また、運動後はたんぱく質を摂り、運動によって傷ついた筋肉の修復を促しましょう。さらに、たんぱく質の働きを助けるビタミンB6(赤身魚、ささみ肉、レバー、貝類、ごま、のり、バナナなど)も一緒に摂ると効果的です。
 
 ここまで認知症の予防について、①食べ物②運動の2点からご紹介しました。
これまでの生活習慣を変えるのは大変なことですが、毎日を元気に過ごすためにできるところから良い生活習慣を取り入れてみませんか?
 
 
 カフェタイムでは、認知症かどうか気になる場合、どのような流れで受診や検査、診断などに繋がるのか、参加者自身の現在の状態などについて参加者とスタッフで話が盛り上がりました。疑問に思ったことをその場で尋ねてみると認知症についての理解が深まりますね。
 



 
 また、スタッフと一緒に季節にちなんだハロウィンの工作も行いました。参加された方々もお話しながら楽しそうに折り紙を切ったり、貼ったりされていました。
 切込みやシールでオバケたちに表情がついて、今にも踊り出しそうないきいきとした様子の作品となりました。色合いや配置も工夫されており、それぞれ個性的でかわいらしいですね。

 


 


 
次回も多くの方に参加していただき、一緒に楽しいひと時を過ごせたらと思います。
 
 新型コロナウイルスについては、令和5年5月8日から5類感染症に移行になりましたが、カフェにご参加いただく方の中にはご高齢の方や基礎疾患を有する方もおられるため、感染を広げない、ご自身を感染から守って頂くためにもご参加の際には引き続きマスクの着用をお願いしております。また、発熱がある方、その他体調が優れない方は参加をご遠慮いただきますようお願い申し上げますご理解・ご協力の程、よろしくお願いいたします。

 今後の予定✿ 
                                            
やむを得ず、予定変更、開催中止とさせていただく場合がございます。
お気軽に当センター(センター直通:0827-57-7461)までお問い合わせください。













 

2023-11-20 14:46:04

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