大竹市玖波の内科・胃腸内科・呼吸器内科・老年内科・精神科・心療内科・歯科・リハビリテーション科-メープルヒル病院

介護老人保健施設ゆうゆ

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2005-06-20 Ver.4 取得
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第77回 オレンジカフェいこか開催!

第77回 オレンジカフェいこか開催!

 暖かくなったり、寒くなったりを繰り返す今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 
 2月16日にオレンジカフェいこか!をコミュニティサロン玖波にて開催いたしました。
 感染症対策として、三密に注意した会場設営や換気、来られた方の体調確認を行うと共に、ご参加の方には検温、消毒へのご協力をお願いしました。
 

 
 はじめに、恒例の「ご当地健康体操“大竹で生きている”」を行いました。皆さんリズムに合わせてしっかりと体を動かし、楽しく取り組んでおられました。寒さで硬くなった体もほぐれて温まった様子でした。
 

 
 皆さんも寒い時こそ体を動かして寒さに負けないようにしていきましょう!
今回のミニレクチャーは「認知症とペット ~犬と猫~」というテーマでお話させていただきました。そこで、認知症とペットの関係についてご紹介いたします。
 
●認知症とペットの関係は?
〇ペット飼育の認知症発症リスクの研究〇
 東京都健康長寿医療センターの研究によると、犬を飼っている高齢者は飼っていない人と比べて認知症を発症するリスクが40%軽減したそうです。一方、猫を飼っている人は、発症するリスクに差はなかったそうです。ただ、高齢者が飼うには、気ままで噛みつきや吠え声トラブルの少ない猫が向いているという研究者もいます。加えて、猫は高くジャンプしたりあちこち歩いたりと立体的に動くためそれを見ることで空間視の訓練になります。
 このようにペットを飼うことによって認知症発症のリスクを軽減できる可能性が示されています。
 
〇具体的な認知症の予防効果〇
 では、具体的にどのような点で認知症予防の効果があるのでしょうか?
 
1.「記憶」
 ペットを飼うと、前回はいつ・どれだけご飯やおやつをあげたから、次はいつ・どのくらいにするなど、食事を与えた時間を覚えておいたり、考えたりする必要があり、記憶や思考力のトレーニングになります。
 また、予防注射などの行事もあり、カレンダーや手帳に書き込み、日時を確認する必要もあります。そのため、見当識(※)の訓練にもなります。
 
 ※見当識とは:現在の年月や時刻、自分がどこにいるのかなどの基本的な状況把握のこと
 
2.「運動」
 犬を飼う場合は散歩が必須となるため、運動する機会が増えます。また、散歩が必須ではない種類の犬や猫であっても、お世話をしたり一緒に遊んだりすることで、日常生活での運動量が増えます。
 
3.「会話」
 飼い主がペットに話しかけて、ペットが反応を返すことで交流が生まれます。また、犬の散歩をする時に、自分と同じように犬の散歩をされている方やすれ違う方との交流が生まれることもあります。
 
その他
 ・ペットを飼うことで「食事などのお世話をしないと」と責任感が生まれます。
 ・決まった時間にお水やご飯をあげたり、一緒に散歩をしたりすることを通して、飼い主側も生活リズムが整っていきます。
 
〇ペットを飼うことによるデメリット〇
 ペットを飼うことは良い面ばかりあるわけではありません。ペットを飼う際のデメリットは何でしょうか?
 
1.糞尿や食事の管理
 加齢に伴う認知機能の低下や認知症の発症により、糞尿の始末や食事の管理が困難になる場合があります。飼っている際に少しでも世話に難しさや負担を感じたら家族に相談・協力してもらう、外部サービスの利用などを検討しましょう。
 
2.金銭管理
 人間の寿命も時代と共に延びていますが、ペットも医療の発達により、長寿化しています。長寿化による医療費やエサ代の増大も理解しておく必要があります。
 
 ここまで認知症とペットの関係についてご紹介しました。ご自分で飼うことが難しい場合は、お知り合いの方のペットと触れ合ってみるのも良い刺激になるかもしれませんね。きっと、毎日の生活がより明るく楽しいものになりますよ。
 
 
 カフェタイムでは、認知症の家族の状態の変化や、介助時の工夫とその際の大変さなどについて会話がふくらみました。この場で積極的に話をすることで気持ちが楽になったり介助時の工夫について新たな学びや発見があったりするかもしれませんね。
 

 
 また、スタッフと一緒に季節にちなみ、吊るし雛の工作も行いました。華やかな色合いでそれぞれ表情豊かなおひな様ができあがりました。皆さん楽しそうに話しながら、折り紙を切り貼りされていました。
 

 
 次回も多くの方に参加していただき、一緒に楽しいひと時を過ごせたらと思います。
 
 カフェにご参加いただく方はマスクの着用をお願いします。また、発熱がある方、その他体調が優れない方は参加をご遠慮いただきますようご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
 

今後の予定 
                                                       
やむを得ず、予定変更、開催中止とさせていただく場合がございます。
お気軽に当センター(センター直通:0827-57-7461)までお問い合わせください。


 
 

 

2024-03-14 11:40:00

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