当院のリハビリテーションセンターは、理学療法、作業療法、言語聴覚療法、臨床心理、管理栄養、の5部門から構成されます。
私たちは、患者様の身体面、精神面、栄養状態をトータルに理解し、患者様との関わりの中で身体・精神機能の向上、対人関係の改善を図ります。各職種の専門性を生かした治療が提供できるように多職種にて連携をとり、患者様・利用者様中心に支援して参ります。
当院のリハビリテーションセンターは、理学療法、作業療法、言語聴覚療法、臨床心理、管理栄養、の5部門から構成されます。
私たちは、患者様の身体面、精神面、栄養状態をトータルに理解し、患者様との関わりの中で身体・精神機能の向上、対人関係の改善を図ります。各職種の専門性を生かした治療が提供できるように多職種にて連携をとり、患者様・利用者様中心に支援して参ります。
メープルヒル病院のリハビリテーションは、高齢者を対象とする身体障害者リハビリテーションと、精神科の患者様を対象とする精神科リハビリテーションに大別されています。
精神科リハビリテーションは、病棟の各フロアにて、精神科作業療法や心理療法を中心に介入し、身体障害者リハビリテーションは、理学療法、作業療法、言語聴覚療法を中心に個別リハビリテーションにて介入しています。また、メープルヒル病院の全ての領域において患者様の状態に合わせた栄養管理を管理栄養士が行っています。
認知症に対するリハビリテーションは、レクリエーションだけでなく、生活機能障害を改善するリハビリテーション、特に食事の自立へのリハビリ手技開発に取り組んでいます。
これは世界的にも先行研究がなく、医療介護総合確保基金および広島県地域医療介護総合確保事業補助金により広大医学部に開発チームを作り中心的に開発研究をになっています。
私たちリハビリテーションスタッフは、患者様・利用者様が自身の能力を最大限に発揮し、その人らしい生活ができるように入院生活のリズムに合わせた介入をしています。
デイケアの利用者様を対象に、転倒予防や身体機能の維持・向上を目的として介入しています。マシーンやミルゴメーター等を使用した個別リハビリテーションや全身を動かす、集団リハビリ体操を中心に介入しています。また、食事場面では、高齢者の栄養・摂食機能に合わせた栄養管理を行っています。
ゆうゆに入所されている利用者様を対象に、閉じこもりを予防し、身体・認知機能の維持・向上や対人交流の拡大を目的として介入しています。
リハビリテーションは、様々な小道具を使用した体操レクリエーションやリアリィティオリエンテーション等の集団リハビリテーションや身体機能面を強化する個別リハビリテーションを中心に介入しています。また、ゆうゆでは、高齢者の栄養・摂食機能に合わせた栄養指導を行っています。
理学療法は、主に身体に障害を持つ入院患者様に対して、起居動作や立ち上がり、歩行等の基本動作能力の回復や維持を図ることを目的に介入しています。
患者様の身体機能を評価し、関節可動域訓練や筋力増強、日常生活動作訓練等の運動療法や、温熱療法や電気治療等の物理療法を併用して支援いたします。
作業療法は、心身に障害を持つ患者様を対象に日常生活に焦点を置き、少しでも豊かな生活を送って頂くことを目的に支援・介入を行っています。
患者様の心身機能を評価し、日常生活動作の練習や機能的な訓練を行うほか、1人1人の興味・関心に沿うような作業活動を通じて、身体面以外にも、認知機能の維持や精神面での安定を図れるように努めさせていただいています。
精神科作業療法は、病気によって失われた生活能力や楽しみを取り戻すことを目的に介入しています。それぞれの患者様の目的に合わせて、創作活動や調理や手芸等の活動を通して、介入します。段階を追った関わりを少しずつ積み重ねることにより、信頼関係と生活のリズムが構築され、充実した生活が送れるように支援しています。
言語聴覚は、言語障害、嚥下(飲み込む)障害のある患者様に訓練、支援を行っています。言語機能や食事場面を的確に評価し、残された機能(保たれた機能)の維持を図りながら、的確なプログラムを立て、訓練を実施しています。また、食事場面において、看護・介護職員等の普段関わる職員に対して、安全な食事介助ができるように摂食機能専門職講習会と実技検定を行っています。この検定に合格した職員しか食事介助ができません。
栄養部門は、患者様の病態に合わせた食事や、入院・療養生活を有意義に過して頂くことを目的に、季節感や行事食を盛り込んだ食事の提供を行っています。また、患者様の病状や栄養状態、摂食・嚥下機能や食事摂取状況に応じて、医師や多職種にて連携をとり、個別対応での食事提供や栄養サポートチームでの栄養管理に努めています。サポートチームにより、栄養サポート回診(NST)を行い、栄養指導を致します。
心理療法は、気分の落ち込み、緊張、人間関係等の様々なこころの問題を抱えている方を対象に、ともに考え、気持ちを整理することを通して、よりその人らしく充実した毎日を過ごしていくことを目的に支援しています。主な業務内容は、カウンセリングと心理検査です。院内では、入院患者様に対して集団精神療法、スピリチュアル回想法、家族会、断酒会などを行っています。カウンセリングは医師による診察と平行し、患者様の病状に応じて行っています。
多職種カンファレンス 医師・薬剤師・看護師・作業療法士・理学療法士・言語聴覚士・管理栄養士・介護士等が参加し、患者様の生活の問題点を専門的な視点から話し合います。患者様を中心に、各専門職が連携をとり、患者様の身体面・精神面を長期的に病棟生活に合わせて支援し、患者様が充実した生活を送ることができるように介入しております。 |
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